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今週の2本 [映画のこと]

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今週は久しぶりに映画を見てきました。


「君の名前で僕を呼んで」

捻りのないタイトルだなぁと思ったら、英語タイトルそのままでした。

パンフレットが通常版と豪華版の2種類あったのには驚きです。

写真がたくさん載っていた豪華版を買ってしまいましたが・・・その写真、小さいのが沢山載っている部分があって良く見えない(T_T)

物語は17歳と24歳の青年のひと夏の恋を描いた作品で、丁寧に描かれています。


舞台が北イタリア。夏の間だけ訪れる場所。

少年の父はアメリカの大学教授、母は翻訳家。

家の中では、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語が飛び交い、お手伝いさん(ヴィラの管理人さん?)も二人は居るし、とてもハイソな雰囲気。

なので、下々の私には背景がなかなか解らず。

そこへ夏季休暇を利用し大学院生の青年がアメリカからやって来る。

少年のポロシャツはラコステ。青年はポロ。これは判りやすいっ。

クーラーも扇風機も無いようなので、上半身裸で短パン一丁の少年の映像多し。

そして、窓も開けっぱなしなのでハエも入って来る。

そのハエが出てくる回数が多いので、何か意味を持っているのではないのか、気になる。

庭にはプール(といっても石造りで小さく、泳ぐというより浸かる?)があり、少年は仲の良い少女と戯れたりする場面もある。少女の水着が小さいわ(/ω\)

当然、靴を履いての生活なので足がテーブルに着くのも気になるし、床に直接アプリコットの種を捨てるのもね。

挙句にアプリコットに寝ながら指を突っ込むものだから、果汁がベッドシーツやマットに垂れるのも嫌だなぁ。

ベタベタして蟻が来るじゃない!自分で掃除しないからって・・・まったくもぉ。

この辺りは官能な場面なんですが、下々の突っ込みどころ満載。


両親が理解あり過ぎで怖いくらい。

でも、終盤で少年の父が少年に語る言葉は一度聞いただけでは咀嚼出来ないので、ぜひ活字でよみたいところ。

日常生活で、こんなに高尚な言葉がやり取りする家庭もあるのね。

私は生活できないわ。


脚色・プロデューサーがジェイムズ・アイボリーさんなので、何となく「眺めのいい部屋」の雰囲気を思い出しました。

少年役のティモシー・シャラメは、この年代にしか出せない繊細さを感じられて好演。

青年役のアーミー・ハマーも、いかにもアメリカ人な雰囲気で役に合っていたと思う。金色だから目立たないけど、腕の産毛は相当なものだったわ。


「君の名前で・・・」は女子9割男子1割の客層でしたが、「孤狼の血」は女子2割男子8割。

ふり幅の大きい2作品だこと。


で、その「孤狼の血」は・・・

東映のロゴと岩場に打ち付ける波という懐かしさから始まり、ナレーションがこれまたレトロでたまらない。

全体的に昭和の香りが漂うのですが、松坂桃李くんはやっぱり現代っ子だ。

一人いい意味で浮いている。

終盤に向かうにつれて、その乖離幅が縮小していくのも良い。

ここまでリアルに見せなくてもなぁという場面もありましたが、怖がりな私でも最後まで大丈夫でした。

豚さんたちのストレスを想像するとちょっと気の毒。そして、その養豚場を管理していたおじいちゃんが九十九一さんだったのはエンドタイトルで知った。見たことある顔だけど、誰だったかなぁとモヤモヤしていたのです。


原作が女性なので、ある意味女子の喜ぶツボを知っているのかな~と思い、鑑賞後つい単行本を買ってしまう私がいました。なので、パンフは我慢。


次は、1本無料で見れるので何にしようかな。

チラシを見ながら、あれこれ悩むのも楽しいですね。

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